Linux コマンド辞典「wc」
wc : ファイルのバイト数・単語数・行数を表示する
2015/03/24 : Linux / CentOS6
トイレみたいな名前のコマンドですが(笑)、語数を数えてくれるコマンドです。
名前
wc - ファイルのバイト数・単語数・行数を表示する
書式
wc [-clmwL] [--bytes] [--chars] [--lines] [--max-line-length] [--words] [FILE]...
wc [--help] [--version]
説明
wc は指定された各 FILE のバイト数・空白で区切られた単語の数・行数を数える。
FILE が一つも与えられないと標準入力から読み込む。また FILE が - だった場合には、そのファイルには標準入力が用いられる。
デフォルトでは、wc は 3 つ全てを出力する。オプション指定により出力する項目を指定できる。
オプションは先に指定したものを取り消すことはできない。
したがって wc --bytes --words はバイト数と単語数の両方を出力する。
wc は最後の行に各 FILE のカウント数を合計して表示する。結果は、改行数・単語数・バイト数の順に表示される。
オプション
-c, --bytes
バイト数だけを出力する。ロケールによっては、--chars とは結果が異なるかもしれない。
-l, --lines
改行数だけを出力する。
-m, --chars
文字数だけを出力する。ロケールによっては、--bytes とは結果が異なるかもしれない。
-w, --words
単語数だけを出力する。
-L, --max-line-length
ファイル中の行の最大長だけを表示する。一つ以上のファイルが指定された場合は、それらのうちでの最大長を表示する(合計ではない)。
--help
標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。
--version
標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。
POSIX の注意
wc は 7 桁のフィールドに右詰でカウント数を表示する。
しかし POSIX は、カウ ントの間(と最後のファイル名との間)にはスペース一つだけをおくように命じている。
後者のフォーマットは、環境変数 POSIXLY_CORRECT を指定すると得られる。
注意
プログラムのバグについては bug-textutils@gnu.org に報告してください。
このページは Ragnar Hojland Espinosa
が作成しました。
記述に際しては、細心の注意をしたつもりですが、間違いやご指摘がありましたら、こちらからお知らせいただけると幸いです。
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